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アロマテラピーの注意事項

アロマテラピーは精油(エッセンシャルオイル)で!
当たり前と思う人もいるかもしれませんが、アロマテラピーにはエッセンシャルオイルを使いましょう。天然の素材だけで作られた純度100%のものだけをエッセンシャルオイルと呼び、ポプリオイル、アロマオイル、ポプリオイル、フレグランスオイルなどと呼ばれるものは、科学的に合成された合成香料や品質が粗悪なものなどです。エッセンシャルオイルと同様に扱うと、頭痛や肌の炎症などの危険性もあるので注意してください。

安全なエッセンシャルオイルを使うこと
エッセンシャルオイルには様々な製品がありますが、すべてが品質の良いものというわけではありません。アロママッサージやアロマバスなど、香りを楽しむだけでなく直接肌につける場合に使うものは、信頼できる品質のものを選ぶ必要があります。100% PURE OIL、無農薬、無殺虫剤、オーガニック、などの記述があるものがいいでしょう。他には遮光性のガラス瓶に入っていること。エッセンシャルオイルは光によって劣化します。また、値段が他に比べて安すぎるお店、エッセンシャルオイルの種類にかかわらず同じ値段で販売しているお店は避けた方が良いかもしれません。エッセンシャルオイルは違う種類の植物から違う工程で作られるものですから、種類によって値段は違うのが普通です。

アレルギーテストを行うこと
使ったことのないエッセンシャルオイルを使う場合は、薄めたエッセンシャルオイルを皮膚の弱いところ(腕の内側や内腿など)につけてみて、アレルギー反応が出ないかを試してみましょう。濃度の目安は1ccの水にエッセンシャルオイルを2滴たらしたもので、これで濃度は10%になります。肌につけても一時間以上変化がないようなら、そのエッセンシャルオイルは使っても大丈夫です。

エッセンシャルオイルは必ず薄めて使うこと
エッセンシャルオイルは、香りの成分を濃縮した、非常に濃い液体です。肌につけて使用する場合は必ず1〜3%に薄めてください。また、皮膚に何かの異常が生じたら、すぐに水で洗い流すなどして医師に相談するようにしてください。

エッセンシャルオイルを飲用しないこと
エッセンシャルオイルは、非常に濃い液体です。飲用すれば、良くも悪くも身体に強い影響を及ぼします。ヨーロッパなどでは、医師の判断でエッセンシャルオイルを飲用することがあるようです。しかし、それらのエッセンシャルオイルは、厳格な基準と審査のもと、飲用できるほどの品質を保証されたものです。また、医師もエッセンシャルオイルの効能を十分に理解している専門家です。素人の判断での飲用は絶対に避けましょう。

使用期限と保管方法に注意しましょう
エッセンシャルオイルは、植物から抽出された自然のものです。長期間保管していると品質が劣化するので、使用期限には気をつけましょう。また、エッセンシャルオイルは日光や高温を嫌うため、冷蔵庫などの冷暗所に保存しましょう(しっかりと封をしないとエッセンシャルオイルの香りが冷蔵庫内に充満してしまいます)。他にも、ブレンドしたエッセンシャルオイルは、純粋なエッセンシャルオイルに比べ劣化するのが早いので、早めに使い切るようにしましょう。もし、劣化して酸化臭がし始めたエッセンシャルオイルがあれば、身体に悪影響を及ぼすおそれがあるため、使用しないでください。

エッセンシャルオイルは薬ではありません
アロマテラピーには、身体の免疫力を高めたり、鎮痛のために使われたりするものもあります。アロマテラピーを医療行為として位置づけている国も珍しくはありません。ですが、それは専門家による膨大な知識があって初めて成り立つものです。また、医療行為のための使用に堪えるほどの品質のエッセンシャルオイルも必要です。アロマテラピーの効果を過信せず、病気になったと思えば医師の診断を受けるようにしましょう。

妊娠中は使用量・使用方法に気をつけること
一部のエッセンシャルオイルには、通経作用のあるものがあります。通経作用とは、月経のバランスを整えたり、子宮の収縮に関与した作用のことで、妊娠時に通経作用のあるエッセンシャルオイルを使用すると、胎児に影響を与えたり、流産の危険性もあるとされています。妊娠中は、特に「妊娠時でも使用可能」とされているエッセンシャルオイルを使うようにしましょう。

光感作に注意しましょう
エッセンシャルオイルの種類によっては、光に当たると内容成分が反応してシミやかゆみを引き起こす可能性があるものがあります。柑橘系のエッセンシャルオイルにこのような反応を起こすものが多く、光感作性のあるエッセンシャルオイル使用時には直射日光を避けるようにしましょう。(柑橘系のエッセンシャルオイルの全てが光感作を起こすわけではありません。個々の商品の説明をよく読むようにしましょう)

子供に対しては、特に気をつけてアロマテラピーを行うこと
子供、赤ちゃんにアロマテラピーを行う場合は、特にエッセンシャルオイルを選び、
使用法、使用量に十分気をつけましょう。子供は抵抗力も弱いため、エッセンシャルオイルも大人より薄めて使うなどの配慮が欠かせません。また、乳幼児にはエッセンシャルオイルを肌につけることはせず、芳香浴だけにしましょう。

同じエッセンシャルオイルを使い続けないこと
同じ種類のエッセンシャルオイルを使い続けることで、身体がそのエッセンシャルオイルに慣れてしまい、効果が薄れてしまいます。また、同じ成分ばかりを体内に取り入れ続けることになりますから、場合によっては何らかの障害が起きる可能性があります。数日ごとに使うエッセンシャルオイルを変えるようにしましょう。

持病がある人、常用している薬がある人は医師に相談しましょう
エッセンシャルオイルは少なからず身体に影響を与えるものであり、特定の病気に対してとても相性の悪いものもあります。医師に相談しても、その医師がアロマテラピーに詳しくなければ、残念ですがアロマテラピーはやめておいた方が無難です。

火の取り扱いには十分に注意してください
アロマテラピーでは、アロマランプやアロマポットなど、火を使うことがあります。毎年数十件のアロマテラピーに関する火災が起きているとされていますので、火の取り扱いには十分注意しましょう。

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アロマテラピーは医療行為に代わるものではありません。
アロマテラピーやエッセンシャルオイル・精油の効能を過信することなく、趣味の範囲内で楽しむことをおすすめします。
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